塾ブログ2周目に入っています。今回も最近思ったことを書いていこうと思います。先日仕事帰りに駅のホームで外国人の方に話しかけられました。アメリカから旅行に来られている方でした。新宿行きの電車についての質問でした。駅のホームで電車について質問されたのは3回目です。
最近街なかで外国人の方を見かける機会が多くなっています。旅行でいらっしゃる方、仕事でいらっしゃる方、さまざまです。日本の自然、文化、歴史に魅せられたり、円安だったり、一部地域の治安の悪化が原因であったりなどいろいろ理由はあるのだと思います。そのまま日本に滞在される外国人も増え、外国にルーツを持つ子どもたちも増えています。こちらの校舎にもそんな生徒さんたちがいます。
その中の一人、ガーナ系日本人のY・S君は論文を書くのが得意です。現在高校3年生ですが、彼は中学時代から論文を書いていました。中学時代に関心を持ったのが福島第一原発の大事故です。その事故の責任は誰にあるのか、に関心を持ち論文を書きました。今彼がとても関心を持っているのが犯罪心理学です。「人はどうして犯罪を犯してしまうのか」を心理学の面から追究しています。特に青少年の非行に関心を持ち、書いた論文のタイトルは「学習性無力感と非行の関係」。以下にアップしますので関心のある方は読んでみてください。(一部本人の許可を得て加工しています。)彼の理想は不幸な人がいない社会です。その一つの切り口として犯罪を取り上げています。最終的には不幸な人を大量に生み出す国家間の戦争もなくしたいと考えています。
日本は外圧がないと変われない国と言われてきました。江戸時代の開国もペリー来航によってです。でも、令和の第2の開国は外国にルーツを持つ若者たちが内側から扉を開いてゆくのかもしれませんね。そんなふうに思いました。
二俣川教室 高木