この間テレビをみていたら、草彅剛さんがでていまして、インタビューにこたえていたんですね。その中で昔のある事件で、仕事をキャンセルされたりと厳しい時代があったそうな。その時にまだ面識のない高倉健さんが事務所に直接お手紙を持ってきてくれたそうです。中身は「あなたはこれからも大切な人になるから、仕事を諦めてはいけません」みたいなことが書かれていたそうです。健さんとしては、才能のある草彅さんにつぶれてほしくないと思い、激励の手紙を持ってきたとのことです。かっこいいなあ。
閑 話 休 談
先日、ロボット教室の体験会に参加しました。レゴみたいに組み合わせていってモーターをくみこんで動かすロボットで、水泳のクロールやバタフライの動きをします。体験会なので、参加した子供たちが作るんですけど、わからないところがあったら手伝うってことで、自分たち講師もあらかじめ作ってみることになりました。子供のころプラモデルをつくったことはあるのですが、複雑なものは途中で友達に作ってもらっていました。ですから最初から不安でいっぱいです。中堀先生、熊崎先生と作っていって、見事に動くんです。私の次に控えている鹿山先生にいたっては「説明の図を見る限り簡単そうですね、30分もあれば十分かな」と作ってもいないのにこの余裕の発言!よーし、やってやろうじゃないの…
まずはパーツを写真の通りに並べて、数がそろっているか確認。OK、全部そろっているね。次に灰色のブロックを組み合わせてっと。簡単、簡単、30分もあれば余裕じゃん。次に5ポチの黄色いパーツをもってきて。ん?ポチって何ですか。犬の名前か?新しい単位ができたのか?周りの先生に聞こうと思ってもみんな授業中なので聞けません。うーん。まあいっか。写真で見る限りこれっぽいからこれで作ろう。大丈夫、大丈夫。えーと、次は黄色いパーツを1ポチ分余らせて差し込む。またポチかよ。ん?1ポチ分余らす?ははーん、わかったわかった、このブロックについているぽちぽちした凹凸のことね。だからポチか、納得。さあ、疑問も解決したのでどんどん作るぜ!なになに、歯車をおさえて反対側からシャフトを押し込むっと。むむ、固い。そして反対側の歯車にささらん。これ、本当にうまくささるの?これだけで5分くらいかかってるんですけど。これは子供たちがつくるのもたいへんだ。などと思いつつ、1時間弱かけて完成。何とか動きました。これで当日も何とかなるでしょう。
そして当日。午後の体験会に参加しました。生徒は4人ほどいまして、みな小学校低学年もしくは幼稚園生です。先生の説明を聞いて、いざ組み立て開始!おお、なかなか上手に組み立てますな。そのうち一人の男の子が私の苦労した歯車のパーツの組み立てに入りました。ああ、ここは難しいからね、手伝おうかなどといいつつ近づいていきました。あ、あれ?すんなり組み立ててるんですけど…。反対側の机で作っている女の子もすらすら組み立てています。体験会の皆さん、30分ほどで組み立て完成です。
そうか、そういうことだったんだ。私は高倉健のセリフをつぶやいていました。「不器用ですから…」