記事タイトルは「SDGsの第5の目標」そのままです。ジェンダーとは生物学的・身体的な属性としての“性”ではなく、社会的・文化的に付加された属性としての“性”のことを言います。ジェンダー平等とは生まれ持った性別によって社会での役割を決めつけられたり、得られる機会に差があったりすることがないようにすることです。
いつものように投稿日がどんな日なのか調べて知ったことですが、11月25日は「OLの日」として制定されているそうです。働く女性の異業種間交流サークル「OLネットワークシステム」が1994年に定めたもので、女性週刊誌『女性自身』が「職場で働く女性」の呼称を公募し、その結果が1963年の11月25日号に載ったことが由来とのこと。でも今の塾生の中には“OL”という言葉を知らない人も多いと思います。私自身も使いませんし、聞くことはほぼ無くなりました。これは同じ職業をしていながら性別によって呼び方を変えることはジェンダー平等の考えにそぐわないということで使われなくなった結果かと思います。OLという言葉が使われなくなった以上、私のようにOLの日についても知らない人が増えていくでしょう。
記念日としての11月25日で有名なのは「女性に対する暴力撤廃の国際デー」であることでしょうか。この日から世界人権デー(12月10日)までの16日間は「性差別による暴力廃絶活動の16日間」といわれています。SDGsの第5の目標はさらに細かく6項目の目標が設定されているのですが、ほとんどの項目において女性の地位向上や待遇の改善を目標に掲げています。性別によって扱いが悪くなってしまうことは国籍や肌の色による差別と同様にあってはならないことで、実現に向けて一人一人が意識をしていく必要があります。
子どものころ、私は外遊びが得意ではなく、人形遊びの方が好きだったことで“男のくせに”とよく言われたものでした。これからの子どもたちには“男らしさ”でも“女らしさ”でもなく、“その人らしさ”を見たり見られたりしてほしいなぁ。