7月15日に塾の行事として神奈川県防災センターに行ってきました。シュミレーターを使って震度7の地震や風速30mの暴風を体験できる施設で、厚木市にあります。隣には消防学校もあり、駐車場にはヘリポートもあるという結構本格的な施設でした。主な体験について1つずつ紹介しようと思います。
- 地震体験…震度1から7まで順に大きくなっていきます。はっきり言います。震度7は怖かった!あらかじめ手すりにつかまっておくのですが、震度7ではもうたってはいられません。手すりにしがみついて、地震が収まるのを待つことしかできませんでした。係の方の解説によると、今回の地震の時間は1分間ですが、東日本大震災では6分間続いたとのこと。想像するだけでも血の気が引きます。近い将来、必ず発生するといわれる大地震。非常時の備えはもちろんのこと、心構えも大切です。
- 風速30m体験…風速1mから徐々に30mまで激しくなっていきます。ただ風が強いだけだろうとたかをくくっていたのですがこれが大間違い。風速30mになると呼吸も苦しくなるんですね。後ろを向いて風の威力を弱めようとしても息苦しさは変わらず、気づいたらマスクを外していました。今回は風だけだったのですが、実際には雨も混じるでしょう。「不要不急の外出は控えたほうが安全」という言葉が実感できました。
- 煙体験…建物で火災が発生した場合を想定して煙の中を逃げる体験です。以前体験した施設では1本道で姿勢を低くして移動するだけでしたが、今回は暗い建物の中にいくつものドアがあり、非常口の案内を目安に避難ルートを進むというものでした。避難誘導のアナウンスが流れ、臨場感あふれるものでした。人々のパニックになる音声が入っていたらもっと慌てたかもしれません。
他にも消火器を使って消火の練習や、AEDの使い方、公衆電話を使っての119通報の仕方など様々な体験ができました。防災について学ぶという大上段に構えた企画でしたが、そんなにかたひじ張らずに体験するだけでも面白い施設でした。入館無料なので、興味のある方は気軽に行ってみてはどうでしょうか。小田急線愛甲石田駅からバスになります(徒歩30分)。休日はバスの本数が大変少なくなるので時刻表のチェックを忘れずに。 小松