火薬 羅針盤 活版印刷

 悲しいかな、数学または算数を嫌いな人が世の中にはたくさんいます。ただ、数字は普段私たちが生活する中で満ち溢れています。月日、時刻、値段・・・。また、多くの人が自分の好きな数字を持っていて、それは自分の誕生日だったり、縁起の良い数字だったりすると思います。数字の暗証番号などを決めるときに、きっと自分の思い入れのある数字を入れるのではないでしょうか。

 日本では昔から数字に意味を持たせてきました。その中で今回は「3」について取り上げます。「3」という数字は昔から文化や習慣に根付いており、よく「日本三大〇〇」、「〇〇三原則」、「〇〇三部作」のような言葉が多く使われています。また、「三権分立」、「三種の神器」、「三原色」、「物質の三態」など社会や理科の授業で聞いた言葉もあると思います。これは日本だけでなく世界も同じで「3」という数字は様々な形で存在しています。信号機の色が三色だったり、国旗も三色を使う国が多いです。タイトルの「火薬、羅針盤、活版印刷」は世界の三大発明と言われています。

 「日本三大〇〇」といったら何を思い浮かべるでしょう?私は「日本三大名泉」を思い出します。有馬温泉(兵庫県)、草津温泉(群馬県)、下呂温泉(岐阜県)で、行ったことがない下呂温泉に、いつの日か行きたいと思っています。今は残暑が厳しく温泉どころではないかもしれませんが、1000年以上の歴史があると言われている下呂温泉でゆっくり過ごしてみたいです。