異世界ものが流行っていますが

 最近すこしずつ暖かくなってきて、桜はまだ早いですが、梅なんかの早春に咲く花が咲き始めています。通りすがりにちらっと見かけていて、ずっとハクモクレンだと信じていた通勤途中の公園の白い花が、立ち止まって見たら全然違う花で、調べてみたら多分スモモの花なのかな、とか。なんにせよようやく長い冬が終わりそうです。

 で、長い冬といえば、『ナルニア国物語』の第1巻『ライオンと魔女』ですよね。という話です。例によって詳細はこちらでお願いします。

https://www.iwanami.co.jp/book/b269509.html

 『ライオンと魔女』と言えばかの有名な衣装だんすの奥から別世界につながってしまうという冒頭シーンから始まるわけですが、こういう異世界訪問の話は多いですよね。有名なところだと嵐で家ごと飛ばされてみたり、亀を助けて連れられて行ってみたり、あとウサギを追いかけて穴に飛び込むのもありますね。最後のはやめといた方がいいんじゃないかとも思いますけども。

 最近は異世界転生ものっていうんですかね。1回死んでしまって転生する、というパターンが流行っているんでしょうか?別の世界に行ってみたいという願望は大昔から現在に至るまで人類の心のどこかにずっとあるものなのかもしれません。

 そもそも「旅行に行きたい」っていうのだってちょっとした異世界探訪の願望な気もします。見慣れた景色とは違う、新鮮な景色と見知らぬ人々のいる場所で時間を過ごしたいと思っているわけですから。違うのは、偶然迷い込んでしまうのではなく、「ここに行こう」と決めて事前にいろいろ準備を重ね、少なくとも行きと帰りの予定はかっちり決めることでしょうか。

 ただやっぱり「異世界旅行」の気分を出すなら、その「準備をする」という部分はなるべく減らしたい気がします。「こんなことが起きるのか」なんて驚きこそが異世界に迷い込む醍醐味ってもののはずです。

 といって「ミステリーツアー」なんていうやつにお金を払って参加するというのもわざわざ感があってそれはそれでどうなのかなあと・・。まあ、ただのわがままなんですが。どうせわがままついでに言わせてもらえるなら・・「だれか親切な知り合いが完全に内緒で、でもなぜかこっちの予定が空いているときに、予想もできないけど絶対楽しめるような旅行を企画してくれる」なんてのが最高なんでしょうね、きっと。

 物語の中みたいに魔女がいるとか、玉手箱を渡されるとか、そんな危ないのはなしに、楽しいところだけつまみたいもんです。