明けましておめでとうございます。今年は午(うま)年です。私の干支の年でもありまして、新年最初の投稿が回ったのにはなんだか運命的なものを感じます。
さて、現代で動物の“うま”の字は“馬”が浮かぶと思いますが、私の氏名には“鹿”の字があるもので、小学6年生で転校したときの自己紹介でクラスメイトに“ばか”にされたことがあります。最悪の初対面だったわけですが、「そもそもなんで漢字を知ってたのか」と高校生になって開かれた同窓会で当時のそいつに会った際に聞いたところ、「塾の先生に聞いて知っていた」とのこと。私が塾で働く教師として大事にしていることのひとつに「学力だけでなく心も育む」ということがあるのですが、今にして思えばこのときの悲しい気持ちの反動なのかもしれません。
ところでこの“午”の字は現代でもよくみるはずです。“午前”、“正午”、“午後”で使われている字です。“午”は干支のなかで7番目なのですが、0時前後の2時間を“子(ね)の刻”として数えていくと、お昼の12時前後2時間にあたるのが“午(うま)の刻”になります。12時ちょうどを“正午”と言うのは、“午”のちょうど真ん中であることに由来します。お昼の12時を境に“午前”、“午後”と言うのも、もともとは“午の刻”より前か後かということです。子どもの頃、なんとなく12時30分を午後と呼ぶのにためらいがあったのですが、この時刻はまだ“午の刻”の時間帯なので、この感覚はあながち間違っていなかったわけです。
時刻だけでなく、方角も同様に十二支で表現していました。北が“子”、東が“卯”、南が“午”、西が“酉”にあたります。北極と南極を結ぶ線を経線といいますが、“子午線”とも言います。この言い方は北が“子”、南が“午”であることに由来しています。ちなみに私を馬鹿にしていたあいつは「なんで標準時経線じゃなくて子午線」なんだよー」と文句を言っていたようなのですが、それに関しては塾の先生は教えてくれなかったみたいですね。
最後になりましたが、本年もよろしくお願いいたします。
