引っ越します。

 もうお知らせも出ているかと思いますが、今年度中に今の校舎から新しい校舎に引っ越します。来月くらいから新校舎での授業を始めようというので現在はからなバタバタしてます。歩いて5分もない近場に引っ越すだけなのですが、持っていく荷物の取捨選択とか、教室の配置とか、なんだかんだ考えることも多くておもったより大変です。

 で、紹介する本なのですが、『大草原の小さな家』とかを思い出しました。

https://www.fukuinkan.co.jp/book?id=828

 大きな森から草原に引っ越して、そのあともまた引っ越したりして、そのたびにいろいろと工夫して生活していくわけですが、子供のころ読んだ時にはなんか大変そうだけどたのしそうだなあ、くらいにしか思わなったような気がします。でも実際に引っ越しをしてみると、大変さが身につまされますね。

 まあとにかく、長年かけてため込んできた資料やら荷物やらが出てくるわ出てくるわ。「わあ、10年以上前の生徒だ、懐かしい」なんてやってたのも最初のうちだけです。もちろん個人情報をおろそかには扱えないので、持っていくものはまとめて、処分する者はシュレッダーに、なんて分類するだけでも一苦労な量がありますし、テキストなんかその数倍の量があって「やっぱりこれは使うかも」なんてやってたら持っていくものの山がすごいことになっちゃうわけです。 これまた他人事みたいに聞き流していた「断捨離」なんて言葉の大事さも今更ながらに理解できてしまいました。

 考えてみたら、ここまでしっかり引っ越し作業するのって学生時代以来かもしれません。それでもあのときは数年一人暮らししていたアパートを引き払うだけでしたから、今回の規模に比べたら全然大したことないわけですが。なんかあのときは途中でいやんなって一回昼寝しちゃったらしてたらなあ。

 一度経験しているのに、むしろしているからこそ、引っ越しなんて捨てるもの決めて荷物運ぶだけじゃんとか、軽く考えてしまっていたように思います。やはり一つ一つの事象を経験からくる先入観で簡単に考えるのは危険なんですね。

 自分が少し知っているとか、経験があるとかいう分野のことって、なまじ知っているという自負があるせいで、簡単に考えてしまいがちな気がします。予想するのは大事ですが、それで高を括ることなく、慎重な判断も必要ですよね。と、なんか普通の結論に落ち着いてしまいました。

 とりあえず、引っ越し頑張ります!!